店長の健康講座|足立区、亀有の健康サポート薬局

お知らせ

店長の健康講座

お知らせ 

こんにちは!西沢薬局の西澤哲です。

このコーナーでは健康に関するお話をさせていただきます。今回はこれからの季節、注意が必要な「脱水症」についてです。

人体と水について

人体の水分は体重の役60%です。そのうち、細胞内の水分は40%細胞外の流れている水分(血液やリンパ液など)は20%です。ちなみに年齢とともに体の水分量は減っていきます。人間はたとえ食べ物がなくても水と睡眠さえとっていれば2~3週間は生きていられるといわれていますが、水なしでは5日も生きていられません。どんな栄養素よりも生きるためには水がとても大切です。水道をひねればいつでも出てくるからと、ありがたみを忘れてはいけないですね。

次に知っていておきたいことが、水分の出入りについてです60キロの男性の場合、1日で2600mlの水が排出されます。内訳は尿1500ml、便100ml、発汗・呼気1000mlです。

釣り合うためには2600mlの水の吸収が必要です。代謝水として300ml体内で生成されるので、残りは飲水で1500ml食事で800mlが目安です。

「日中はコーヒーかお茶を3~4飲んでビール500ml飲んでるから分量は足りているわ!」と思ったあなた!それは違いますよ!!

アルコールやカフェインが入っている飲み物は利尿作用があるので摂取した水分が体内に残りにくいのです。ふつうのお水でいいので飲んでおきましょうね。

脱水について

それでは、本題の脱水症についてですが、原因は下痢運動や風邪などによる激しい発刊、利尿剤などの薬、飲酒などです。残長としてのどの渇き、食欲減少、足がつる、発熱、尿が出ないなどの症状が現れます。体内の水分量が減ると体温を下げる効果が無くなり体温が上がります。そのため風邪と勘違いすることがあるので注意しましょう。特に高齢者は要注意です。

高齢者はもともとの水分量が少ないので脱水になりやすいです。また、のどの渇きを感じづらくなったり、小食による食事からの水分量も減っている可能性があります。実際に脱水症になると血圧低下、悪心、倦怠感などの症状が出ます。血液の粘性が増えて脳梗塞の危険性が増大します。また、これからの季節、よく耳にする「熱中症」の背景には「脱水症」が潜んでいます。脱水症を予防することが熱中症予防につながります。

脱水を予防するためには、もちろん適切な水分摂取も重要ですが、バランスのいい食事が何より大切です。暑い日は、のどごしの良いツルツルっとしたそうめんなどで軽く済ませる。なんてことを毎日続けていると危険ですよ~。これからの季節こそしっかりとしたものを食べていきましょう。暑い日に食欲がわかない人は冷たいものを飲みすぎている可能性があります。胃腸の働きが悪くなっているのかもしれないです。そして、エアコンのきいている中で長時間過ごす方は、腹巻がおすすめです特に女性は子宮のある下腹部も冷やさないようにしましょうね。

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