疲れた体にちょっといいもの
薬膳のすすめ
節目にあたる年度末は環境が変わる人も多いのではないでしょうか?
さらに春は三寒四温。寒暖差についていけない自分の体…。疲れが知らず知らずのうちに
溜まって取れない…なんてことはよくありますよね。
「なんか疲れてるな~」
そんな時にわが家で登場させるのが鶏ムネ肉です。鶏モモ肉が好きという方は多いですが
ムネ肉が好きという方は少数派な気がします。パサパサ、味が淡泊で食べづらいというイメージがあるかもしれませんが栄養価はモモ肉より高く、旨み成分も多く含んでいます。
さらに、このムネ肉には疲労回復効果のあるイミダペプチドがたんまりと、なんとモモ肉の2~3倍も含まれているのです。さらに脳の老化改善効果が判明し認知症の予防効果のある食材として期待されています。
この鶏ムネ肉のパサパサは切り方と下味がポイントです。
☆筋肉繊維を断つように切る。(繊維に垂直に切ります)
☆下味には料理酒、マヨネーズなどの酸性の調味料を使う(10分ほど漬ける)
この2点でひと工夫すれば、びっくりするほど美味しくいただけます。
◎鶏マヨ焼き
簡単すぎてレシピとして載せるのが恥ずかしいほどですが簡単なのでぜひぜひ!!
◎材料
鶏ムネ肉200g マヨネーズ大さじ2
塩小さじ1/2、しょうゆ各大さじ1
(好みでおろししょうが、おろしにんにく少々)
片栗粉 適量
- 鶏肉を繊維と垂直にそぎ切りにする
- ビニール袋に鶏肉とマヨネーズ、塩(しょうがとにんにく)を入れて揉みこみ10~30分冷蔵庫で休ませる
- しょう油を加えて片栗粉をまぶしたらフライパンに油を入れて焼く
西沢薬局 薬剤師
国際薬膳食育士 岩見 奈帆子